2002年12月16日の匠工房オープンから
2023年3月15日現在の体験者数10,001

南部裂織(なんぶさきおり)

さきおりとは、布を裂いてよこいとにする、 はた織りのひとつの技法で、れを大切にする女の手仕事から生まれ、全国各地、外国にもありました。
江戸時代、雪国では綿の栽培は難しく、北前船で運ばれた木綿や古手木綿はとても貴重でした。布は大切に使われ、はぎれも粗末にせず、重ねて刺し子にしたり、最後には裂いて、ばたで、たていとに麻糸を張り、よこいとにこの裂いた布を織り込み、夜着、仕事着、帯、前かけ、炬燵がけなどを作りました。
今では、眠っている布にもう一度息吹を与える喜びを感じながら、暮らしに合ったものを工夫し、創作しています。

更新日記

  • 2002年12月16日に、十和田市の体験施設としての「南部裂織の里」匠工房オープンから20年余り、体験者数が1万人を突破致しました。市内外から、そして日本全国から体験にお越しいただき、誠にありがとうございました。南部裂織 […]

    続き

お知らせ:最新情報

2023年4月より体験メニューのリニューアルを致しました。ご自分の思い出の浴衣などの布(綿)をお持ちいただいて織っていただけるコースができました。みんなでリサイクルから一歩進んでいい作品を作ってアップサイクルしましょう。また、体験料の見直しもさせていただきました。詳細は体験のすすめをご覧ください。当HPの体験申し込みページまたはお電話で、ご予約下さい。2人以下の場合もお待たせしなくても済むように、事前にご予約下さい。        

■匠工房の休館日は月曜日です。月曜が祭日の場合は翌火曜日となります。開館時間 10:00~16:00 

■「南部裂織  official shop」にてて南部裂織製品をお求めいただけます。どうかご利用下さい。プレゼント用には、ラッピングをサービス致します。

■匠工房にて裂織製品3,000円以上お求めの方に布で作ったエコバッグをプレゼント!

裂織の製品は基本的に一点ものですので、オーダーメイドも承ります。炬燵掛けや小座布団、帯、バッグ、コートなど、ご希望の色合いにお作りいたします。また、お手持ちの思い出の着物などを使ったオーダーメイドも承ります。詳しくはオーダーメイドのおすすめをご覧下さい。 

無印良品のネットショッピングサイト「諸国良品」で南部裂織製品(ポーチ、ネックストラップ、ブックカバー、マット)を販売中です。

十和田市のふるさと納税に商品を提供させていただいております。詳細はhttps://www.satofull.jp/をご覧ください。

大切な思い出の着物や、形見の古い着物など、捨てるには勿体なくて、何とか活用して欲しいと思っている方、当保存会でリサイクルし、使わせていただきます。最近、コロナ禍のためか、片付けをされ、着物を寄付してくださる方が増えたため、申し訳ございませんが、着払いでの寄付はお受けできなくなっております。それでも、よろしければ、お電話若しくは、メールでご連絡の上、左記住所へ、お送り下さい。

今月の体験風景から

  • 2002年12月16日に道の駅とわだに「南部裂織の里」匠工房が、十和田市の体験施設としてオープンして以来、本日一万人目の体験者をお迎え致しました。八戸市の中川原景子さんと大館葵さんのお二人です。匠工房の体験指導を行ってき […]

    続き

  • 雪の中、六ケ所村から泊小学校4年生14人の皆さんが、南部裂織の体験に来てくれました。挨拶もとても元気でよかったです。それぞれ自分の好きな色の経糸とよこに入れる裂いた布を選んで、裂き織り体験をスタート。いっしょうけんめいに […]

    続き

  • ☆竹林さん…79歳で生まれてはじめての体験でした。できないと思ったが、皆さんの助けでなんとか仕上がりました。楽しかったです。☆白坂さん…。新しいものへの試みに自分でも感激します。楽しかった。やれる気がします。 ☆田中さん […]

    続き

織人(おりんど)

  • (お披露目の感想は?)本科でもお披露目して2回目なので、楽しく緊張しないで見てもらいました。 (千鳥織りのストールが素敵ですね)お披露目で先生に、日によって織るときの力加減で千鳥の大きさが違うと指摘が。(千鳥は力加減が大 […]

    続き

  • 裂織りを始めたきっかけは何でしょうか? 実家では裂織をやる人はいませんでしたが、十和田市の沢田に嫁いだら、裂織りのこたつ掛けがあって、やりたいなぁと思っていました。農家の仕事が忙しくて、できませんでした。せめて農閑期にと […]

    続き

  • 本科を修了するのにどれくらいかかりましたか?3年です。最初は本当に自分にできるだろうかと不安でした。娘と嫁の出産があったり、コロナがあったり、青森の隣の平内から通っているので、冬場は雪道が怖くて休んだりしたので、3年もか […]

    続き